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コロナワクチン接種しました。~妊婦さん・持病がある方の接種について~

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待ちに待った新型コロナワクチン接種が開始されました
医療従事者の私は、2021年3月にコロナワクチン1回目、3週間後の4月にコロナワクチン2回目の先行接種を受けました。そこで今回は「妊婦さん・持病がある方の接種」について解説します。

また別記事で「コロナワクチン接種当日の流れ」も紹介していますので、ぜひご覧ください。

妊娠希望、妊婦、授乳について

米国では「妊婦で感染のリスクが高いグループに属する方(医療従事者)には接種の機会を与えるべき」としています。
日本産婦人科学会/産婦人科感染症学会でも「流行拡大の現状を踏まえて、妊婦のワクチン接種対象から除外することはしない。感染リスクが高い医療従事者、重症化リスクがある可能性がある肥満や糖尿病など基礎疾患を合併している方は、ワクチン接種を考慮する。妊婦のパートナーは、家庭での感染を防ぐために、ワクチン接種を考慮する。妊娠を希望されている方は、可能であれば妊娠する前に接種を受けるようにする。(生ワクチンではないので、接種後長期の避妊はない。)」としています。

【公式】日本産婦人科学会⇒新型コロナウイルス関連情報

アレルギーのある場合、ワクチン接種してもいいの?

米国の疾病予防管理局(CDC)は、他のワクチンや食べ物に対して重いアレルギーのある方も、新型コロナワクチンの接種が可能としています。
一方、過去に新型コロナワクチンに対して、アナフィラキシーなど重いアレルギー反応を起こした方や、同ワクチンに含まれるポリエチレングリコール(PEG)やポリソルベートに対して重いアレルギー反応を起こしたことがある方への接種は推奨しません。

ワクチン接種にあたっては…
・重いアレルギー反応を起こしたことがある方や、ワクチンや注射で何らかの即時型アレルギー反応を起こしたことがある方は、ワクチン接種後少なくとも30分間
・それ以外の方は、ワクチン接種後少なくとも15分間
アナフィラキシー症状の有無を観察することが推奨されています。

予防接種後に、息苦しさなどの呼吸器症状がみられれば、接種会場や医療機関で、まずアドレナリン(エピネフリン)という薬の注射を行います。接種後にもしアナフィラキシーを引き起こしてもすぐに対応ができるよう救急カートやAEDが設置されています。

持病がある/治療中の場合、ワクチン接種していいの?

免疫不全状態にある方やがん患者におけるmRNAワクチンの有効性や安全性に関するデータは限定的です。生ワクチンではないため、基本的には他のワクチンと同様の扱いでよいと考えられています。抗がん剤などの治療の影響で、ワクチンによる免疫応答が不完全となる可能性があります。そのため接種後も感染対策を徹底し続ける必要があります。

まとめ

・日本産婦人科学会/産婦人科感染症学会では、妊婦のワクチン接種対象から除外することはしない。
・重症化リスクがある可能性がある基礎疾患を合併している方は、ワクチン接種を考慮する。
・疾病予防管理局(CDC)では、重いアレルギーのある方も新型コロナワクチンの接種が可能。
・持病がある/治療中の場合、接種後も感染対策を徹底し続ける必要があります。

【公式】厚生労働省⇒新型コロナワクチンについて